堀内法律事務所のブログ「止まり木」にようこそ。

当ブログでは、事務所のスタッフ(+α)が、身近な四季の風景や、思い出の風景、 おすすめの本の紹介などを綴りながら、 ここでちょっと羽休めをしております。

お時間がおありでしたら、止まっていってください。

千鳥ヶ淵の桜並木から半蔵門園地へ

春爛漫の時期を迎えましたが、みなさま如何お過ごしでしょうか。

今年は例年よりも開花が遅れたことに加え、なかなかお日様が顔を出してくれない日が続いていましたが、今日は久しぶりに日差しが戻ってくるということで、事務所最寄りの半蔵門駅から一駅手前の九段下で下車し、千鳥ヶ淵の桜並木を見上げながら出勤しました。

九段下駅2番出口から地上に出てみると、すぐ左手に北の丸公園の桜の木々が堂々と咲き誇っていました。雲一つない青空、新緑、松葉、そして満開の桜。色鮮やかな景色に、思わず足を止め見とれてしまいました。

 

 

 

 

 

緑道を歩いていると、朝の澄んだ空気の中、春の日差しが水面で煌めく様子がとても美しく、心が洗われるようです。ふと気がづくと、カメラのレンズ越しに会社員らしきスーツ姿の人が。「あの人も今日は歩いて出勤することにしたのかな」と勝手に親近感が湧いたりして、より一層足取りが軽くなりました。

 

 

 

 

 

千鳥ヶ淵といえば、ボートを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。乗り場には、営業時間30分前にして20メートル以上にも及ぶ行列が!人気の高さに驚きつつも視線をやや下の方にずらすと、ステージ袖で出番を待つかのように白鳥たちがきれいに整列していて、そのコントラストが面白かったです。

十二分に桜のトンネルを堪能したところで、緑道出口の横断歩道を渡り駐日英国大使館の方へ。次なる目的地は、駐日英国大使館より返還された旧敷地を利用して作られた国民公園皇居外苑半蔵門園地です。

半蔵門園地は、2015年に駐日英国大使館敷地の5分の1にあたる約7000㎡が日本に返還されたことにより、国民公園である皇居外苑の一部として整備された公園です。

駐日英国大使館の跡地であった歴史的背景を感じられるように、植栽、石垣、腰壁やローズポール等は英国を象徴するイングリッシュガーデンを取り入れデザインされたそうです。

園内の東側には、ケンブリッジ公爵ウイリアム王子が植樹された桜「太白」を中心にベンチやテラスが設置されているので、ちょっとした休憩スペースとして利用することもできますし、西側にある芝生広場では、楽しそうに犬と遊んでいる人の姿も見受けられました。

公園内には当時の外壁の一部が保存されており、この土地の辿ってきた歴史にも思いを馳せることができます。

九段下駅から事務所まで約2㎞。軽い運動にはちょうどいい距離です。

事務所にいらっしゃる際には足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

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祖母の想い出

祖母の想い出

西日の差し込む祖母の部屋はいつも線香の匂いがたちこめていた。四歳のとき弟が生まれたので、私は祖母と寝起きを共にすることになった。

祖母は熱心な仏教徒だった。朝晩、唐木仏壇を開いて香炉に線香を立て、長いお経を唱えた。祖母の年齢にしてはびっくりするほど張りのある声だった。その独特なリズムと最後にリン棒でおりんをチーンと鳴らすのが面白くて、見とれているうちに私はいつしか空でお経が言えるようになった。

「おばあちゃんがいない間、仏様のお守りを頼んだよ」

月に一回、祖母は泊りがけでお寺の本堂で行われる講和を聞きに行く。そこで親しい友人たちに会えるのも楽しみだったのだろう、髪をきちんと結い上げて、一番上等な着物を着て、うきうきと出かけて行った。毎回その姿を見ながら、お寺というところはよほど楽しいところに違いないと私は思っていた。

留守の間祖母がしていたとおり、花立ての水を取り換え、線香を立てて、私は全く意味がわからないお経を祖母の声を真似て、唸るように唱えた。最後に鳴らすおりんだけは祖母と違って何回も鳴らした。

母は感心して「いい子だね」と褒めてくれた。日ごろ祖母と母の仲がしっくりいっていないのを子供ながらに感じていた私は、祖母が帰ってきたとき、その話題できっと母と意気投合するだろうと嬉しくてならなかった。

「お母ちゃんに内緒だよ」

お寺から帰った祖母は、二人になると巾着袋から紙に包んだお菓子を取り出し、「お勤めありがとう」と言ってにこにこしながら渡してくれた。少し線香の匂いがした。

祖母は孫たちが良い子に育つように願っていたのだろう。だからことあるごとに「悪いことをすると罰があたるよ」とか「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるからね」と、ほぼ脅かしに近い言葉を口にしていた。それは祖母なりの宗教教育だったのかもしれない。私は祖母が大好きで、尊敬もしていたので、祖母の言うことは全て正しいと信じていた。

特に土地柄が米どころだったのでお米に関しては厳しかった。

「お米はね、お百姓さんが八十八回腰を曲げて作られるものなんだよ。だからごはんは一粒たりとも無駄にしてはいけないよ。無駄にしたら罰があたって目が見えなくなるからね」と、耳にたこができるほど聞かされていた。

ところがある日、お手伝いで仏壇のごはんを台所に運んだとき、私は誤って流しにこぼしてしまった。無情にもごはんは流しの排水口からあっという間に流れて行った。

「目が見えなくなる!」

恐怖で体がこわばった。不安で、不安でいられなくなった。私は一日中めそめそしながら過ごし、おなかも空かなかった。普段と様子が違う私を見て、夜に帰宅した父がどうしたのと話しかけた。私は震えながら恐ろしい失敗を父にこっそり打ち明けた。

「そうか、それは大変だったね。でも大丈夫だよ。罰は当たらないし、目が見えなくなることは絶対にないから安心して寝なさい」と、父は笑いながら言った。どうしてこんな時に父が笑うのか疑問だったが、なんだかほっとして私は眠りについた。

しかし、まだ不安が続いていたのか、私は真夜中に目が覚めてしまった。昭和二十年代の北陸の田舎では夜は漆黒の闇だった。

「ああ! 見えない!」私は悲鳴を上げた。その声で隣で寝ていた祖母が飛び起きて。「どうしたの」と、おろおろしながら言った。

「やっぱり罰があたったんだよ……」私はそう言って悲しくて大声で泣いた。それを聞いて父がすぐ飛んできて部屋の電気を点けた。

「あっ! 見える」と思ったが、恐怖の衝撃が治まらず、私は父にしがみついて泣きじゃくった。

「あのね、また言うけど、罰なんか当たらないし、目が見えなくなることはないよ。それはね、おばあちゃんが子供たちにお米を大切にしてほしくて言った嘘だったんだよ。だからもう心配しなくていいよ」

と、父が優しく言ってくれたが、私は更なる衝撃に襲われた。

おばあちゃんが嘘をついた!

私は振り返って祖母を睨んだ。そして「閻魔様に舌を抜かれるからね!」と、心の中で叫んだ。

かくして私の祖母への尊敬は崩れ去った。おばあちゃんの言うことなんか信じない。私は心に固く誓った。

とはいっても子供だったので、ぐっすり眠った後は、やっぱり祖母のことは大好きだった。祖母はそれ以来お米については何も言わなくなった。

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年始のご挨拶

 

 

 

 

新年あけましておめでとうございます。

堀内法律事務所は本日(1月5日(金))より業務を開始しております。

本年も何卒よろしくお願い致します。

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年末年始休業のお知らせ

 

 

 

 

 

2023年も残すところわずかとなりました。

当事務所では下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

年内最終営業日:2023年12月29日(木)
年末年始休業 :2023年12月30日(金)より2024年1月4日(木)まで

新年は1月5日(金)より平常どおり業務を開始いたします。

くれぐれもご自愛のうえ、よいお年をお迎えください。

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永遠のスター

 今も国民的人気を博している歌手で俳優の加山雄三さまがまだ若かった頃、日本中の女性たちが彼を愛していました。かくいう私もその一人で、若大将シリーズの映画もせっせと観に行きましたし、歌も大好きで、レコードは発売と同時に買っていました。彼は海だけでなく、星も似合っていました。ヒット曲の歌詞には必ず星が出てきます。参考までに例を挙げると下記の通りです。

 

夜空を仰いで数える星も君のいない
砂浜は淋しいぜ 
         「夜空を仰いで」

 

たった一人の日暮れに見上げる空の
星くず僕と君のふたつの愛が風にふ
るえて光っているぜ
         「蒼い星くず」

 

僕の行く所へついておいでよ
夜空にはあんなに星が光る
         「夜空の星」

 

君のひとみは星とかがやき
恋するこの胸は炎と燃えている
         「君といつまでも」

 

波も夢をみてる星の夜は
僕にゆれる君のささやき
         「お嫁においで」

等々です。

 彼の歌を聴きながら一緒に星空を眺めたいと思ったり、星空の下をどこまでも二人で歩きたいと願ったり、星の輝く夜にお嫁に行ってあげてもいいわと思ったり、ロマンチックな気分に浸っていました。ですから星空といえば雄三さま、雄三さまといえば星空だったのです。このイメージは私の中でかなり長く固定していました。

 しかしそれが変わる時がやって来ました。私は沖縄に旅行したのです。JTBの担当者が沖縄を満喫したいなら離島に行くのが一番と宮古島を薦めてくれました。当時の宮古島はまだ観光化されていなくて、手付かずの大自然がそこにありました。

 眼前に広がるエメラルド色の海と白い砂浜。エメラルド色の海なんてそれまで見たこともありませんでした。海水浴をしても人が少なく、芋の子を洗うようなあの混雑はどこにもありませんでした。グラスボートで海底を見ると、海水が澄んでいるので、熱帯魚のような魚たちや白いサンゴ礁が見られました。

 早めに夕食を済まして浜辺で見る夕暮れは圧倒的でした。空という空を、海という海を真っ赤に染めながら途轍もなく大きな夕陽がゆったりと沈んでいきました。その壮大な眺望は今まさに、太陽神のアポロンが黄金の馬車に乗って天空を駆け抜け、水平線の彼方に消えていったと、本気で思えてくるものでした。

 宮古島に来てよかったとしみじみ思いましたが、大自然の驚異はまだ続きました。夜中にふと目が覚めて、私はバルコニーに出て夜空を見上げました。次の瞬間、私は固まってしまいました。「満点の星」という表現ではすませられない夥しい数の星がびっちりと、隙間なく、空を埋め尽くしていたのです。その光景は星空というより、宇宙を感じさせました。宇宙では地球もこの無数の星の一つです。そして人類が住んでいる唯一の星です。その星に自分が住んでいて、今宇宙を眺めている。何と不思議で神秘的なこと。そんなことを思わせられながら、美しいとかロマンチックなどではなく、畏怖の念を抱いて私は立ち尽くしていました。本当の星空とはこういうものなのだと知った時から雄三さまの星空はどこかに消えてしまいました。

 本年御年八十六歳を迎えた雄三さまは、コンサート活動はやめましたが、まだまだ活躍されています。かつて青春の1ページを飾ってくれた彼に心から感謝していますし、前向きな生き方も健康的なあの笑顔もいまだに大好きです。これからもずっとずっと輝いていてほしいと元フアンの、否、今もフアンの私は願っています。

若大将の懐かしのDVDです。

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季節は秋~芸術と味覚~

空が高く澄みわたり、木々が色づき始める季節となりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

先日、東京国立近代美術館にて開催中の
『生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」に足を運んで参りました。

 

 

 

 

 

「世界のムナカタ」として国際的な評価を得ている版画家・棟方志功。
一心不乱に版木に向かう棟方の姿をご記憶されている方も多いのでは
ないでしょうか。

《倭建命》

 

 

 

 

 

 

 

展示作品の中には、色彩豊かな版画や版画以外の作品も数多くあり、
溢れ出る才能を肌で感じることができました。

《孤狼》

《ホイットマン詩集》

《弁財天妃》

 

 

 

 

 

 

さて、国立近代美術館には素敵なレストランもございます。
「芸術は味覚と併せて堪能するとよい」ということで、
L’ART ET MIKUNI にてランチも致しました。

お堀に面している大きな窓から、青い空と木々を見渡せました。
棟方の迫り来る作品の数々を鑑賞した後にはほっとひといき。

心落ち着く贅沢なひとときを過ごせました。

 

 

 

 

棟方志功展は10月6日(金)~12月3日(日)です。
皆さまもいかがでしょうか(阿佐ヶ谷姉妹の音声ガイドもお勧めでございます)。

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麹町グルメ~甘味おかめ~

彼岸花が見ごろを迎え、秋風が心地よく感じられる時節となりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、久しぶりに麹町グルメをご紹介したいと思います!

今回訪れたのはこちら。半蔵門駅から徒歩3分ほどのところにある「甘味おかめ」です。

お堀の近くにある甘味おかめ麹町店では、民芸品に囲まれながら、都心とは思えないほどゆったりとした時間を過ごすことができます。

おかめといえば、なんといっても“おはぎ”。

注文してから一つ一つ手作りされているそうで、口にいれるとほんのり温かく、ふわっと柔らか。一般的なおはぎに比べるとやや大きめですが、甘さ控えめの上品な味で、ペロッと食べてしまいました。

つぶ餡の他に、きなこ、胡麻、春には期間限定で“さくら”もあるようで、1個300円でテイクアウトもできるそうです。ちょっとしたお土産にいかがでしょうか。

お食事メニューも豊富で、出汁がしっかり染み込んだ“おでん”も絶品です。
大根、こんぶ、はんぺん、ちくわ、ごぼう巻き・・・一口食べるごとにじんわりと染み込んでいく懐かしい味。たまりません!

9月~12月には、手むき栗を使用した季節限定メニューも用意されています。
こちらは、手むき栗の茶めし弁当。砂糖と水だけで煮た栗の中から綺麗な形のものを厳選し茶めしの上にのせた贅沢な一品です。

この他にも、手むき栗ぜんざい、田舎しるこ、クリームあんみつに、玉子ぞうに…。餡子好き・和食好きにはたまらないラインナップに、これから食欲の秋を満喫しなくては!と決意あらたにランチを終え、事務所へと戻ってきました。

お近くにお立ち寄りの際には是非足を運んでみてください(^^)

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夏季休業のお知らせ

当事務所は、2023年8月11日(金)より8月16日(水)まで
夏季休業とさせていただきます。
8月17日(木)より平常どおり業務を開始いたします。
連日暑い日が続きますが、ご体調を崩されませんようご自愛くださいませ。

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KIOI ROSE WEEK 2023開催中!

新緑の季節となりましが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

5月10日(水)より、事務所から歩いて5分ほどのところにある東京ガーデンテラス紀尾井町でKIOI ROSE WEEK 2023が開催されているということで、お散歩に行ってきました。

東京ガーデンテラス紀尾井町では、都心のバラの新名所として2017年よりKIOI ROSE WEEKを開催しているそうです。

今年は「SHARE ROSES,SHARE LOVE」をテーマに、「愛」にちなんだバラが、赤坂プリンスクラシックハウスを囲むKIOI ROSE GARDENに、なんと約90品種・600株も植えられているとのことです!

夜には一部ライトアップされるとのこと!
昼間とはまた違ったバラの表情を楽しむことができそうです。

このほか、イベント開催中には、イベント限定のアートや、バラをイメージしたスイーツ、ローズシロップを使ったカクテルなど、紀尾井町の様々な場所でバラを堪能できるようです。

イベントは5月31日(水)まで行われています(詳細はこちらのHPをご参照ください)。
お近くにお立ち寄りの際には、是非、紀尾井町をめぐるバラ散歩をお楽しみくださいませ。

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カワセミの豆知識

 

おさらい

カワセミは日本全国にいます。現代人に一番人気の野鳥です。全長17㎝。くちばしは体の割りに長く、魚取りが得意です。池、川など淡水域の水辺で餌をとります。水面を見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をめがけて一直線にすばやく飛び込みます。羽色が鮮やかで、翡翠のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれています。

(参照SUNTORY 「日本の鳥百科」HP)

豆知識

宝石の翡翠のように美しいので、名前は宝石に因んでつけられたと思いがちですが、実はその逆で、宝石の名がこの鳥から転用されました。
一年中みられる留鳥ですが、 水辺にいる様子が涼しげなので俳句では夏の季語とされています。
くちばしの上下ともに黒いのがオスで、くちばしの下が赤いのがメスです。(個体差があります)
カワセミの長いくちばしは赤土を掘るツルハシ、3本の趾がくっついた合趾足は土を外に出す鋤簾(ジョレン=和製スコップ)のような働きをしています。
日本の鉄道史、 歴代車両の中で、 一番美しいフォルム(流線系デザイン)の「のぞみ500系」は水に飛び込むカワセミからヒントを得て作られました。(現在山陽新幹線の「こだま」として活躍)
2005年競泳用水着デサント社の「エール・ブルー」はカワセミの体のつくりや羽根の構造がヒントとなり作られました。

(参考文献 『カワセミの子育て』 矢野亮著 (株) 地人書館)

 

 

川蝉にねらはれてゐる小魚哉 正岡子規

白子川(練馬区)にて By Youko Baba

 

  

 

 

 

 

翡翠は川の宝石光り飛ぶ 竹葉英一

翡翠とぶその四五秒の天地かな 加藤楸邨

 

 

 

 

 

川せみのねらひ誤る濁りかな 正岡子規

翡翠の飛ばぬゆゑ吾もあゆまざる 竹下しづの女

 

翡翠やながめくれたる水の面 正岡子規

 

翡翠に湿原の風うまきかな 高岡千歌

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