皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今年は桜の開花シーズンとなっても気温が上がらず、
いまかいまかと花開くのを待ちわびていましたが
ようやく、都内の桜は満開を迎えています。
事務所横の山王日枝神社の桜も、春のあたたかな空気に誘われて
元気いっぱいに花を咲かせています。
今回は、春のブログ特別企画として、
桜をテーマにした俳句や短歌、詩を事務所スタッフ(+α)がセレクトし、
それぞれのひとこと感想コメントを添えて、桜の写真とともにお送り致します。
ブログ内ではありますが、お花見を楽しんでいただけると幸いです♪
松尾芭蕉
さまざまのことを思ひだす桜かな
桜を見ると、自分の人生の悲喜こもごもの思い出がよみがえり胸が熱くなります。
西行法師
散るとみればまた咲く花のにほひにも
後れ咲き立つためしありけり
それぞれに、少しずつ。大きな流れの中で、ただひたむきに自分の花を咲かせてみたいものです。
種田山頭火
さくらさくらさくさくらちるさくら
咲くのも散るのも桜の美。
あれこれ咲いて桜も咲いている
様々に咲き誇る春、しかし桜は格別。
さくらまんかいにして刑務所
桜、春、始まり。これから、これから。
良寛
散る桜残る桜も散る桜
生きとし生けるもの宿命。限りある命。
一日一日を大切に生きていこう。
紀友則
ひさかたのひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
美しい日本語からあたたかで素晴らしい春の情景が浮かびます。
いかがでしたか?
この企画を通じて、短い言葉の中にも、
季節を感じ、情景を楽しむことができる短歌や俳句、詩の素晴らしさや日本語の美しさを再認識することができました。
また季節ごとにこのような企画を行いたいと思っています。
どうぞお楽しみに!