堀内法律事務所のブログ「止まり木」にようこそ。

当ブログでは、事務所のスタッフ(+α)が、身近な四季の風景や、思い出の風景、 おすすめの本の紹介などを綴りながら、 ここでちょっと羽休めをしております。

お時間がおありでしたら、止まっていってください。

本の紹介~『トリノトリビア』

昨年読んだ本で面白かったのは鳥類学者川上和人さんの『トリノトリビア』(株式会社東西社発行)だった。

川上和人著『トリノトリビア』(株式会社東西社)

「はじめに」の部分で川上さんが鳥はいまだに謎に満ちた存在だと言っているがその通りだと思う。その謎を実に愉快に解き明かしてくれている。文章が軽妙で、わかりやすくて、読みながら心の「へぇ~」ボタンを押しまくった。

さらにこの本にはマツダユタカさんのマンガが付いているが、このマンガの鳥たちが実に親しみやすく愉快なのだ。

当事務所のシンボルのカワセミは2回登場している。それを紹介したいと思う。

その1「カワセミは魚をさしだしプロポーズ」(以下3章鳥たちの恋愛事情より抜粋)

カワセミのオスは、繁殖期には魚を捕まえてメスに渡します。メスはオスが気に入ると魚を受け取って交尾が行われます。オレって、こんなにじょうずに魚が取れるんだぜ! というアピールと同時に、これから卵を産み、抱卵するメスの栄養補給もできてしまう、一石二鳥の求愛です。しかもメスが食べやすいように、捕らえた魚をぴったんぴったんと止まり木に叩きつけて動きを止め、飲みこむときにうろこが引っかからないように、ちゃんと頭をメスに向けて渡します。何というやさしさ、なんという細やかな心づかいでしょう。(P100 ~101)

それを証明する写真を探してみたら、このとおり!

多摩大学大学院教授の田坂広志氏が自分の中に静かな自信が実ったとき、自然に現れてくる資質,それが謙虚さだと、「風の便り159便」で語っているが、やさしさや細やかな心づかいも同じではないだろうか。

カワセミは英名ではKingfisher. 自信に満ちた王の資質なのだろう。

その2「カワセミの脚は極端に短い」は次号に続く。

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新年明けましておめでとうございます

堀内法律事務所は平成31年1月7日(月)より業務を開始しております。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始の帰省の飛行機から見えた富士山をパシャリ。

いつ見てもその荘厳な姿に目を奪われます。

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年末年始休業のお知らせ

今年も残すところあと僅かとなりました。

今年は暖冬とのことですが、ここ数日は朝夕の冷え込みが厳しく本格的な冬の到来を感じます。

さて、当事務所の年末年始休業は、
2018年12月29日(土)より2019年1月6日(日)まで
とさせていただきます。

新年1月7日(月)より平常どおり業務を開始いたします。
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い致します。



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麹町グルメ~PARK SIDE TABLES~

こんにちは。

早いもので今年も残すところあと1ヶ月となりました。

ひんやりとした空気に本格的な冬の訪れを感じる今日この頃ですが、澄んだ空気のおかげで雲ひとつない青空が見られるのはこの季節の楽しみでもあります。

さて、本日は事務所最寄り駅である麹町駅近隣のグルメをご紹介したいと思います。

本日ご紹介するのは、

「PARK SIDE TABLES~パークサイドタブレス~」

麹町駅2番出口から徒歩2分、紀尾井町ビルの2階にあるカフェです。

この日はランチタイムにお伺いしました。

11:30の開店と同時に、近隣オフィスのOLさんやビジネスマンなどで

あっという間に店内は満席となりました。

ランチタイムでは、メインのお料理にサラダビュッフェがついてきます。

色とりどりのお野菜やフルーツをたくさんいただけます。

ドレッシングも3種類ありました。



メイン料理のパスタはズワイガニのパスタにしました。

クリーミーでとっても美味しかったです。

ドリンクバーもついており、フレッシュジュースなどがいただけます。

やはりサラダバーやドリンクバーが人気のようで、

9割方は女性のお客様でした。

女性にとって、美味しいお野菜がたくさんいただけるのは嬉しいですよね。

窓からは清水谷公園が見えとても開放的な空間。

お茶やケーキをいただきながらゆったりと午後の時間を過ごすのも良さそうです。

ちょっとしたミーティングや女子会にも良いのではないでしょうか。

ぜひまた訪れてみたいカフェです。

パークサイドタブレス(PARK SIDE TABLES)

紀尾井町ビルの1階には大きなクリスマスツリーが。

これから街中のいたるところでクリスマスの装飾を目にすることになりますが、

クリスマスツリーを彩るオーナメントはどれもキラキラとしてかわいらしく、

見ているだけでわくわくします。





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秋はもみぢ葉

秋晴れの爽やかな日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年も早いもので残すところあと2ヶ月余りとなりました。

秋の気配が色濃くなり、木々の葉も鮮やかに色づき始めました。

 

紅葉とカワセミ2

 

 

 

 

 

 

 

 

かの有名な良寛さんは、この世を去るにあたって、

形見とてなにかのこさむ春は花夏ほととぎす秋はもみぢ葉

と詠まれました。

わたしは何も残さないけれど、咲きそめる草花が、うたうほととぎすが、
もえるようなもみぢが、わたしの魂を映してくれよう。

そういうわけで秋はもみぢ葉。
もみじの俳句を集めてみました。

 

 

一枚の紅葉かつ散る静かさよ 高浜虚子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季語 「紅葉かつ散る」
紅葉したままの木の葉が落ちること
紅葉をする葉もあれば散る葉もある。
同じ木についている葉でも別々の行き方をする様子を表した句

 

このもよりかのも色こき紅葉哉 与謝蕪村

 

 

 

 

 

 

 

 

「こっちの紅葉より、向こうの紅葉のほうが、より色濃くて美しい」
などと言いながら、紅葉狩りを蕪村は楽しんでいたのでしょうか。

 

 

大紅葉燃え上がらんとしつつあり 高浜虚子

 

 

 

 

 

 

 

 

まさにもみぢ葉のクライマックスです!!

 

 

日の暮の背中淋しき紅葉哉 小林一茶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日が暮れると、紅葉の赤い色が夜の闇に消えていく。
どんなに美しいものにも終りがある。

 

うらを見せおもてを見せて散るもみぢ 良寛

 

 

 

 

 

 

 

 

良寛さんが70歳になったとき、美しい尼僧の貞心尼がたずねてくるようになりました。
何と二人は40歳の年の差を超え、互いに想い合い、慕い合うようになり、
自分の心を素直に託した歌を送りあいました。
この俳句は、死期の迫った良寛さんが、駆けつけてきた貞心尼の手をとり、
耳元でつぶやいた歌だそうです。
「あなたには自分の悪い面も良い面も全てさらけ出しました。
その上であなたはそれを受け止めてくれましたね。
そんなあなたに看取られながら旅立つことができます」
という貞心尼に対する深い愛情と感謝の念が
この歌に込められているのではないかと、
光華女子学園のHPの「今月のことば」に書かれてありました。
いろいろな解釈がありますが、この解釈がいちばんぴったりきます。

 

参考資料:『良寛と貞心尼の恋歌』  新井満著 (株)考古堂書店
『蓮の露』 良寛の生涯と芸術 ヤコブ・フイッシャー著 近藤敬四郎・若林節子 訳

光華女子学園 HP https://gakuen.koka.ac.jp/archives/789

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事務所移転のお知らせ

このたび当事務所は下記に移転致しました。

新オフィスは有楽町線麹町駅の近くです。

元気で活気のある麹町の地から、所員一同、

さらなる努力をして参りますので、

今後とも倍旧のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

                 堀内法律事務所 所員一同

                記
【住所】 〒102-0093 東京都千代田区平河町1丁目4番14号
                     HIDA麹町ビル9階
       電話 03-3288-4100  FAX 03-3288-4111

 

2018 秋 移転のお知らせ

 

 

 

 

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夏期休業のお知らせ

盛夏の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、当事務所は、
2018年8月11日(土)より8月19日(日)まで
夏季休業とさせていただきます。
8月20日(月)より平常どおり業務を開始いたします。

カワセミ夏休み2018

 

 

 

 

 

例年にはない猛暑となっておりますが、ご体調崩されませんようご自愛くださいませ。

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蓮の花とカワセミ

 あっという間に7月に入ってしまいました。まだ7月なのにもう真夏並みの暑さですね。

 夏の花といえば蓮の花です。泥沼の中から美しい花を咲かせます。
 人間世界も泥沼のようで、最近は滅入るようなニュースばかりですが、蓮の花を見習い、美しい花を咲かせる心持を抱き続けたいと思います。

 本日は「蓮の花とカワセミ」というテーマで短歌や俳句をご紹介します。
 文末には「蓮」と「睡蓮」の違いについても少しご紹介しておりますので、そちらも良かったらお楽しみください。

◇ ふいと来て見るもうれしや蓮の花
◇ 桃色は弁天様のはちすかな

正岡子規 1867年~1902年
明治時代を代表する俳人。名は常規。俳句、短歌、新体詩、小説、評論、随筆など多方面に亘り創作活動を行い、日本の近代文学に多大な影響を及ぼした。

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◇ 根のことは想はず蓮の華を見る

山口誓子 1901年~1994年
京都府出身の俳人。本名は新比古。高浜虚子に師事。昭和初期に水原秋桜子、高野素十、阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」とされた。

◇ 蓮白しもとより水は澄まねども

千代女 元禄16年(1703年)~安永4年(1775)加賀
江戸時代中期の女流俳人。別号、素園。51歳頃剃髪して千代尼と呼ばれた。加賀の松任 (まっとう) の表具屋福増屋六左衛門 (一説に六兵衛) の娘。

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◇ 君と見し蓮池君を見に行かむ

山口誓子

◇ 風の蓮広し荒海さながらに

阿波野青畝 1899年~1992年
奈良県出身の俳人。本名は敏雄。高浜虚子に師事。昭和初期に山口誓子、高野素十、水原秋桜子と「ホトトギスの四S」と称された。

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◇ 蓮毎に来るべし新たなる夏

夏目漱石 1867年~1916年
日本の小説家、評論家、英文学者。本名、夏目金之助。

◇ うす縁や蓮に吹かれて夕茶漬

小林一茶 1763年~1828年
信濃国生まれ。本名は小林弥太郎、一茶とは俳号。「一茶調」と呼ばれる独自の俳風を確立して松尾芭蕉、与謝蕪村と並ぶ江戸時代を代表する俳諧師の一人となった。

◇ おのずから月やどるべきひまもなく池に蓮の花咲きにけり

西行 1118年~1190年
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人。俗名は佐藤義清。

【蓮と睡蓮の違い】
「 蓮 」 しっかりした茎を伸ばし水面より上で花を咲かす。
「睡蓮」 水面に浮くように、水上にひょっこり顔を出すように花を咲かせる。

「 蓮 」 葉は光沢があり、円形で撥水性あり。
「睡蓮」 葉に切れ込みがある。撥水性なし。

「 蓮 」 ヤマモガシ目ハス科 レンコンは「蓮」の根。
「睡蓮」 スイレン目スイレン科 モネの絵

せっかくなので、睡蓮の俳句も少しだけ・・・

◇ 遠く咲く睡蓮ひとつ去りがたし

成瀬櫻桃子 1925年~2004年
岐阜県岩村町に生まれ俳人。本名・冨造1940年より句作。久保田万太郎、安住敦に師事。

◇ 睡蓮のしばらく人を絶ちて紅し

深見けん二 1922年~
福島県出身の俳人。本名は謙二。東京帝国大学卒業。卒業後は日興エンジニアリング勤務。高校時代の1941年より高浜虚子に師事、20歳の頃に深川正一郎の指導を受ける。

以上、いかがでしたでしょうか。

 蓮は7~9月に開花期を迎え、7月中旬~8月中旬に見頃を迎えます。
 蓮の花の命は4日間。早朝花を開き、昼前後には閉じてしまいます。お近くに蓮の花を見られる場所があれば、ぜひ朝のお散歩に愛でにいかれてはいかがでしょうか。

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山王祭

 京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に、日本三大祭に数えられている「山王祭」が今年も6月7日から日枝神社で開催されています。

 徳川時代、江戸城内に入御した御神輿を、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭」として盛大をきわめたという山王祭(山王祭については詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください)。
 今年は、隔年の開催である「神幸祭」も行われ、総勢500名からなる約300mの祭礼行列が都心を練り歩きました。
 当事務所は日枝神社の真裏に位置しているので、神幸祭が開催された6月8日(金)は、夕刻になると遠くの方から笛の音や太鼓の音が聴こえてきました。思わず通りに出てみると、ちょうど山王坂を下って日枝神社に帰ってきている行列を観ることができました。

山王祭り2

山王祭り5

 この日は朝から気持ちの良い快晴で気温も高かったため、よく見るとみなさん日に焼けて顔が赤くなっていらっしゃいました。聞けば、行列は朝7時30分に出発したとのこと。本当にお疲れさまでした!

 今年の山王祭は6月17日まで開催されており、日中は日枝神社の境内で神楽囃子や太鼓、野点御茶席なども行われているようです。お近くにいらした際には、お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。

あじさい②2018.06あじさい①2018.6

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ご苦労様です!

「これ、何とかならないかな?」
 朝食後、出かける支度をしていた夫がスーツのズボンを差し出した。
見れば右の腰ポケットの端っこが擦れて破れている。いつもここからハンカチを出し入れしている動作が目に浮かぶ。
「クリーニング屋さんで、かけはぎもやっているから直してもらうわ。ついでに上着もクリーニング に出しておくから」
「よろしく」
 夫は別のスーツに腕を通している。
 クリーニングに出す前にポケットの点検に取り掛かる。何か入れ忘れていないか、他にも破けているところはないか、いつもより念入りに調べていると、男性スーツのポケットの多さに改めて気づかされる。何気に数えてみたら、上下で何と十二個もある。
 一体これらをどのように使っているのか、まだ時間の余裕がありそうなので聞いてみた。
「上着の蓋の附いている右のポケットにはいつも何を入れているの?」
「名刺ケース。その中に小さい隠しポケットがあるだろう、バッジとか小銭とか小物を入れるのに便利なんだ」
 左のポケットは聞かずともわかる。薬入れにしているのだろう。飲み終えた空のケースが残っていて、触るとシャカシャカと音を立てる。「飲み忘れ防止」のため放り込んでいるのだろう。ここならすぐに取り出せる。
 その上部の、胸のポケットはネクタイと釣り合うチーフをのぞかせ、これぞ男のお洒落とばかり強調するゾーンだが、お洒落と無縁な夫はメガネを差し込んでいる。
「ダサいわね……」
 次に内ポケットに移る。
「内側の胸の部分についている深めの蓋付きポケットだけど、何を入れているの? ボタンで蓋が閉まるようになってる」
「左には財布、右には手帳だよ」
 まるでスーツ内金庫。でも財布はカードがぎっしり詰まった二つ折りで、手帳は分厚いA6サイズ。これで妙な膨らみが出たり、重たくなったりしないのかな……?
 その手帳入れの下のポケットにインクが少し滲んでいる。ここにボールペンを挟んでいるのだろう。そのさらなる下のポケットは使いにくいのか未使用のようだ。
 最後にズボンのポケットについて聞くと、いつも右の腰ポケットにはハンカチ。左にはスマホ。そして臀部側の右ポケットにはパスモ。左にはキーケースを入れていると、すぐ答えが返ってくる。決めているのだろう。これでしめて十二個。
 女性ならハンドバックに入れるものを全てスーツのポケットに突っ込んでいる。まるで歩くハンドバックだ。
「もう行くからね」と、歩くハンドバッグは慌しく仕事に行った。
 本来スーツのポケットはこのように使うものなのだろうか。疑問に感じてネットで調べてみた。すると驚いたことに、あるサイトに次のように書かれていた。
「お洒落は足下からだけでなく、ポケットからという意識も持っておきましょう。世の中にはスーツのシルエットを保つためにポケットを縫いつけてしまう方もいるほどです。上着のポケットのマナーとして一番重要なのは物を入れすぎないことです。もしまだポケットを膨らませて仕事をしている方がいらっしゃいましたらすぐやめましょう」
 さらに続けて、今はタイト・スリムなシルエットが流行で、ダボッとしたスーツは時代遅れとさえ書いてある。
 そう言えば最近の若者は、ウェストが絞られていて、身体のラインが強調されているスーツを着ている。見た目もスマートで後ろ姿がセクシーだ。きっと彼らはポケットには何も入れず、全てビジネス用のバッグにしまっているのだろう。
pixta_22616750_S 彼らにとっては、スーツもファッションの一環として楽しむものかもしれない。だが、団塊の世代やそれに近い世代のおじさんたちにとっては、時代遅れであろうが、スーツは相変わらず戦闘服なのだ。服が型崩れを起こそうが、シルエットが乱れようが、形振り構わず全て詰め込んで、手ぶらで出かけていく。
 我が夫も然りだが、日々の言動を思い出しながらふと思った。ひょっとしたら夫がポケットに忍ばせているものは、生活のアイテムだけではないかもしれない。この不条理な世界を生きる「やるせなさ」、「悔しさ」、「忍耐」、あるいは「希望」や「ささやかな喜び」といったものも詰め込んで、パンパンに膨らませ、暑い日も寒い日も職場という戦場に向かい続けているのだろう。 
 いやはや、本当にご苦労様です!

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