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カワセミの豆知識

 

おさらい

カワセミは日本全国にいます。現代人に一番人気の野鳥です。全長17㎝。くちばしは体の割りに長く、魚取りが得意です。池、川など淡水域の水辺で餌をとります。水面を見下ろす木の枝に静かにとまっていて、水中の獲物をめがけて一直線にすばやく飛び込みます。羽色が鮮やかで、翡翠のような体色から、飛ぶ宝石ともいわれています。

(参照SUNTORY 「日本の鳥百科」HP)

豆知識

宝石の翡翠のように美しいので、名前は宝石に因んでつけられたと思いがちですが、実はその逆で、宝石の名がこの鳥から転用されました。
一年中みられる留鳥ですが、 水辺にいる様子が涼しげなので俳句では夏の季語とされています。
くちばしの上下ともに黒いのがオスで、くちばしの下が赤いのがメスです。(個体差があります)
カワセミの長いくちばしは赤土を掘るツルハシ、3本の趾がくっついた合趾足は土を外に出す鋤簾(ジョレン=和製スコップ)のような働きをしています。
日本の鉄道史、 歴代車両の中で、 一番美しいフォルム(流線系デザイン)の「のぞみ500系」は水に飛び込むカワセミからヒントを得て作られました。(現在山陽新幹線の「こだま」として活躍)
2005年競泳用水着デサント社の「エール・ブルー」はカワセミの体のつくりや羽根の構造がヒントとなり作られました。

(参考文献 『カワセミの子育て』 矢野亮著 (株) 地人書館)

 

 

川蝉にねらはれてゐる小魚哉 正岡子規

白子川(練馬区)にて By Youko Baba

 

  

 

 

 

 

翡翠は川の宝石光り飛ぶ 竹葉英一

翡翠とぶその四五秒の天地かな 加藤楸邨

 

 

 

 

 

川せみのねらひ誤る濁りかな 正岡子規

翡翠の飛ばぬゆゑ吾もあゆまざる 竹下しづの女

 

翡翠やながめくれたる水の面 正岡子規

 

翡翠に湿原の風うまきかな 高岡千歌

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